ケニア旅blog vol.2『旅は人生の薬である:お金』

「お金を渡す時は、周りから見えないように、手で握って、相手の手に渡してね」昔々、セネガルのダカールに行った時に言われたこと。換金したお札が、全てが握った後の折り目があって、しっとりしていたのを覚えている。

さて、今のケニアはどうなのか?というと、
紙やコインをほとんど見ない、というのが答え。

ご存じの方もいるかも知れないけれど、ケニアではM-PESA(PESAはスワヒリ語でお金の意味)というモバイルマネーが普及していて、ケニア人人口が4800万人のところ2019年現在で2260万人、成人の9割以上が使っている。その取引額はGDPの50%を占めるとか。

日本のsuicaやPaypayとは違って、プリペイド式の携帯電話が銀行口座として機能している感じ。通話料の支払はもちろん、送金や分割払いも出来て、現金に払い戻すこともできる。街中にあるお店やキオスクをATM代わりとして、現金をチャージできるし払い戻しもできる。(suicaやPaypayは払い戻しはできない)

M-PESAにお金をチャージ・利用できるスラム街のお店(左)、使用する時に使う6桁の店番(右)

ケニアに着いた当日、自分のスマホに使うsimカードをサファリコムに買いに行った時に、M-PESAも使えるようにしてもらいました。とても簡単。ショッピングセンターでも、街の屋台でも、マサイ族の人に支払う時も、寄付でも使える。
(トップの写真はGikomba marketで、古着をメインにハードウエアや材料など様々な店がひしめく市場で、M-PESAで支払っているビジネスマン)

ケニアには、複数の部族がいて、遊牧民もいる。クレジットカードや銀行口座も持ていない人も多く、先払いと言うこの仕組みに。また、データについては、全てクラウドの中なので携帯電話をなくしても全く問題なし。本当に必要なことだけができて、とっても効率的。

前のブログに、日本とケニアの中位年齢は49歳と20歳で親子みたい、と書いたのだけれど、姉妹の妹が、姉が怒られているのを見て、要領よくすり抜けて、いいとこ取りをしていく感じにも似ているような気もする。

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