たった3日で変われる金沢旅の力

「何でこれまで金沢に来てなかったんだろう?」
この旅の間、何度呟いたことだろう?

今回は、MBJメンバーの金沢在住のミスターによる『パッション金沢』というプロジェクトに参加した。

本場スペインでも学び、30年のフラメンコ歴がありフラメンコ・スタジオのオーナーでもあり、金沢のあちらこちらでも重職についているミスター(女性)による企画は以下の通り。
ボーっと過ごしても1日は過ぎてしまうけれど、かなり濃度の高い3日間でした。

1日目

・金沢集合
・街散策(東出珈琲店でプリン、東山茶屋街、21世紀美術館など)
・ジョージア料理堪能満腹

飛行機で小松に入り、バスで金沢へ。降りた先には、ミスターが手を降ってくれていました。
そこから先は、車に乗って、美味しいコーヒーとプリンを食べたり、全員が揃うのを待ちながら、東山茶屋街を散策。コーヒー屋さんの裏事情を聞いたり、街のお店の成り立ちを聞いたり、金沢ならではの品物を見たり、買ったり。
観光客ではあるけれど、誰と回るかで、見えてくるものがぜんぜん違う。なんて奥深い街なんだろう、と。

1日目

夜に通った21世紀美術館のジェームズ・タレルのブルー・プラネット・スカイから見える夜空が美しい。直島で見た彼の作品は昼間だったから真っ青だった。自然を切り取るアートって、本当に表情が変わるからハッとさせられる。こういうものに心が触れたとき、それを共有できる仲間がいることは、なんと贅沢なことよ。
そして、腹ぺこな私達を迎えてくれたのは、なんとジョージア料理。東京でもお目にかかったことはない。フレンチの側面と、北欧っぽい酸っぱさと、両方が味わえて最高でした。

2日目

白山比咩神社参拝
・アカデミックポイント見学・散策
 (石川県立図書館、兼六園、21世紀美術館、武家屋敷跡)
・フラメンコレッスン
・能登地震被災について学ぶ
・金沢町家の最高和食堪能(秘密のお店)

「一度、白山比咩神社に行ってみたかったんだよね」と、呟いたのを聞きのがさなかったミスターが、「明日の朝、早く起きれるなら案内するよ!」って言ってくれて、甘えてしまった。ミスターはキリスト教徒なのに!
でも、本当に甘えてよかった。早朝の神社は本当に氣がすばらしく、なんと、虹が二重にかかってた。おみくじも大吉で、ああ、今が最高に幸せだ、と感謝しました。だけど、幸せのピークは続く。

次なる石川県立図書館が、これまた細胞がうずく。世の中で、私が好きな場所は、図書館と本屋だ。ほぼ毎日、どちらかに行く。そして、この図書館は想像を超えていた。過去に仕事で携わった福島県須賀川市にあるtetteの図書館も素晴らしかったけれど、ここは「話してもいい」し「走り回ってもいい」し、でもね、みんな本と向き合ってました。もうね、うまく説明できないんで、是非体験してください。私は、ここに住みたい。

兼六園は、外国人の方が多く、日本庭園なのに海外みたいでした。新芽が芽吹いていて、本当に気持ちが良かった。

そして、次は、私にとっての一番の、、、、、。
いつもの自分であれば、「私は裏方なんで、奥で見ています」と言ったことでしょう。しかし、参加しない訳にはいかない。そして、私以外の全員が、衣装から何から、無茶苦茶楽しんでいる。心のなかでは、消えて居なくなりたい、、、。どうにか練習着に着替え、フラメンコについての講義を聞く。これは、面白い。そういうストーリーがあるのか。へー、だから、そのテンポなのね。知識への興味は尽きないし、ミスターの知識が半端ないので、吸い込まれていく。

しかし、ステップが始まり、おい、え、こうなはず、でも足が動かない、え、手が、いや、鏡を見ると恥ずかしい、あれ?、もう、頭と心と身体がバラッバラ。しかし、みなさん楽しそう。多分私は口数が少なかったはず。

そこで、私は考えました。
これをやることで、「何が恥ずかしいのか?」「なんで消えてしまいたくなるのか?」、それは、上手にできないから、見られて恥ずかしいから?、、、いや、でも、ちょっと待てよ、恥ずかしがってるのがカッコ悪いじゃないか!
もうこれは、やりきろう、とスイッチを入れた。

いよいよフラメンコの衣装に着替え、なんと、頭に赤い花までつけられた。そして、踊った。ちょっとできた。みんな、自分に精一杯で、人のことなんか見てないし。明らかに、私は、コンフォートゾーンを抜けました。ちょっとやそっとじゃ恥ずかしいことなんてないね、すべてネタになる。何事も体験。乗り越えました!

2日目

3日目

・21世紀美術館でプロカメラマンによる撮影会
・主計町置屋『仲の家』にて主計町芸姑さんとのひととき

素晴らしいスポットでプロフィール写真を撮れる企画は、雨予報をかいくぐって、21世紀美術館で。いつもは、撮る側のディレクターなのに、ここでも被写体側になるのは慣れない。しかし、前日のフラメンコ体験以来、ちょっとやそっとでは恥ずかしくなくなった。きれいに撮れないとして、それは現実だしね!笑 出来上がりをお楽しみに!

そして、お昼は、一見さんお断り。この歳になるまで体験したことがなかった芸姑さんと遊ばせていただいた。本当に日本舞踊が好きで好きでたまらなくて芸姑さんになったという3年目の寿珠ちゃんは、踊りも素晴らしかったけれど、太鼓あそびや、じゃんけんくるくるとか、我々全員に対応してくれて、こんなに楽しんでいいのだろうか?と細胞が踊った。お弁当も、全部美味しかった。(下戸の私も、生まれて初めてノンアルコールビールを呑んだ。)こういう日本文化って、大切に残して欲しい上質な日本の遊びだと思う。

今回一緒だった唯一の30代のきーちゃんは、他全員から、30代でこれを体験してしまったら、今後心躍ることのレベルが上っちゃったから「ご不幸さまだわね」って何度も言われてた。本当に、心が踊ることのレベルが上ってしまったかも。
興奮冷めやらぬまま、お土産を買いに行き、走って金沢駅へ。帰りは新幹線で帰ってきました。

3日目
芸姑あそび

総括すると、「何で今まで金沢に来たことがなかったんだろう?」
こんなに豊かな街は、まだまだまだまだ堪能したいところばかり。少なくとも、一度は「パッション金沢」プロジェクトに参加すべきだ。ちなみに、「パッション金沢」というより、「アカデミック金沢」プロジェクトと命名したいくらい、未来にに継承したい文化を堪能することができました。
これもこれも、誰の案内で、誰と一緒に体験するか、ということも大きなポイント。今回も素敵な仲間と遊べたことは、幸せでした!

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